【TEG動画部】「つまらない」けど「おもしろい」、「大物Youtuber」こと「syamu_game」氏は何故ネットで人気なのか

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オススメの動画やYouruber・実況者についてのアレコレなど、動画に関する事ならなんでもありの「TEG動画部」。記念すべき第一回は、ネットミームとしても有名な「大物Youtuber」こと「syamu_game」氏について。

現在28万人以上の登録者数を誇る人気ゲーム実況者「syamu_game」氏、全盛期よりのその人気は衰えたと言えども未だ高い人気を誇っている。だが彼の動画を見てみると、特にこれといった凝った編集も無く、ただ淡々と喋りながらゲームをプレイするものばかり、端的に言うなら「つまらない」

どうしてこんな動画が人気なの?と思う人もいるだろう。実際syamu氏が注目されていなかった2014年ごろの氏の登録者数は百数十人程度だったし、これらの動画の投稿者がsyamu氏でなければ数百万回も再生はされなかっただろう。

Syamu氏のYoutubeチャンネル

では何故そんな「つまらない」syamu氏の動画がネットにおけるミーム(文化)になり、「おもしろい」と評価されるのか。これにはもちろん背景がある。

まずはsyamu氏の来歴について振り返っていこう。syamu氏は2011年からYoutube活動を開始、オリジナルソングやゲーム実況を投稿していたのだが、たまたま投稿した有名フリーゲーム「のび太のBIOHAZARD」(通称:のびハザ)の実況シリーズが数十万再生を誇るほどのヒットを叩き出す。しかしsyamu氏が有名になったキッカケはこれではない。

その後は再生数が伸び悩み、新たな境地を開拓しようと商品レビューなどの実写系動画を投稿し始めた。しかしこれも思うほど再生されず、有名とは程遠い状況にあった。

そんなsyamu氏に転機を与えたのは、2014年8月11日に氏が開催した第一回オフ会だった。ファンが来ることを期待していたsyamu氏は同日にオフ会を計画、何度も告知を行なっていたのだが、参加者0人という悲しい結果でオフ会は幕を閉じる。そして何を思ったのかsyamu氏はこれを動画にしてYoutubeにアップした。そう、あの有名な「オフ会0人」、通称「オフゼロ」動画だ。

後にこの動画をはじめとするいくつかの動画がニコニコ動画に転載されると、一部のユーザー達がコメントで突っ込みを入れて面白がった。その中でも印象的なセリフは「語録」として使われ、更にその動画を素材にしたネタ動画が作成され、次第にその知名度を広めていった。

勿論こうなることはsyamu氏自身も意図していなかっただろう。だがこの「本人が意図しないところに面白さを見出せる」部分こそがsyamu氏の持つ「おもしろさ」なのだ。

これは元プロテニス選手の松岡修造氏の動画が嘗てニコニコ動画でネタになっていたことにも通ずる。本人は熱い気持ちをぶつけたい以外の意図はなかったのだが、その動画のシュールな部分に面白さを見出した人々がそれをネタにし、やがてミームとななった。

「お米食べろ!」は松岡氏の語録のひとつである。

こう見てみると、syamu氏が有名になった流れはネットミーム誕生の過程に倣っていると言えるだろう。

勿論ただ動画を上げていればこうなれるわけでもなく、syamu氏が「つまらない」けど「おもしろい」と言われるのはsyamu氏の天才的で独特の感性があってのことである。

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